(第13回)


10. 回折格子
多数の溝を正確に等間隔にならべて、光の分光や光束の分割を行うものです。
回折格子には機械的にダイヤモンドカッターで刻線した機械刻線回折格子と、
フォトレジスト光干渉または電子ビームにより干渉縞を焼付けて作製したホロ
グラフィック回折格子とがあります。
用途は、一定の波長の光を複数の光に分割したり、光の波長によって回折角度
が異なることから分光器として用いる場合が多いのです。回折格子は形状別に
いくつかの種類に分けられます。
細い金属線で光を透過させない均一の部材を周期的に配列し、光を透過させて
回折光を得るものを透過型振幅格子といいます。


    
周期的な溝を光の吸収がない平面板に形成したものを透過位相格子といいます。
このような透過型格子では部材の分光透過率が問題になるので、以下のような
反射型の振幅格子や位相格子もあります。
  
表面にアルミニウムや金のコーティングをしたものが用いられます。
また、特定の波長に対して特定の次数の回折光を特に強くするように、格子溝
に角度を持たせた格子をブレーズド格子と呼び、θをブレーズド角といいます。
  
  次回は位相板の話です
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