(第32回)

9.工程
9-1.荒摺り工程
工程のところで説明が載っていますが、もう少し詳しく説明していきます。

荒摺り工程に入る前の光学ガラスの形状は"レンズ"と呼ぶには程遠く、円柱状もしくは、
曲率のついた形状で曇っています。(光学ガラスメーカーからプレスされた状態で購入します)
これを下にある写真にあるような機械(CurveGenerating、CG)を使用して所定のレンズ
形状に仕上げていきます。

A:砥石-ダイヤモンドが散りばめられたカップ状の砥石
B:研削液-スムーズに研削するため
C:レンズ
分かりやすく、下図に示します。

加工方法は、aを軸としてレンズがゆっくりと回転して、砥石を一定の角度θを軸として
高速回転(5000〜20000rpm)させて次の研削工程での加工分を加えた形状に仕上げます。

次回は、研削工程です。

 更新10月下旬の予定です。
  第1〜21回の話も読みたい方、ご質問等は
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 第1回 歴史、光の反射
 第2回 光の屈折
 第3回 光のスペクトル、光の色、物体の色
 第4回 光の干渉、回折、偏光
 第5回 単レンズの概要
 第6回 顕微鏡の光学系
 第7回 望遠レンズ、テレコンバータ
 第8回 写真レンズ
 第9回 レーザ光学系
 第10〜12回 プリズム
 第13回 回折格子
 第14回 位相板
 第15〜16回 収差
 第17〜18回 各種単レンズ
 第19〜21回 反射鏡系
 第22回 分解能について
 第23回 ファイバースコープ
 第24回 縮小投影露光装置:ステッパ(逐次移動式露光方式)
 第25回 光ピックアップ
 第26回 レーザプリンタ
 第27回 液晶プロジェクター
 第28回 レーザー加工装置
 第29回 加工用レーザの種類と特徴
 第30回 赤外線光学系
 第31回 赤外線光学系