(第33回)
                                           

9.工程


9-2.研削工程

この工程では、下の写真の機械で厚さを1/1000mm単位で加工していきます。
表面粗さ、球面精度を高めていきます。



                  写真1:研削機


A:皿と呼ばれる凹凸状の鋳物。曲率半径は仕上げようとするレンズの曲率半径
  と同じ。

B:ダイヤモンドペレット。鉄ーアルミー銅などを溶かした物にダイヤモンドを
  混ぜ込んで固めた物。

C:チャック。レンズを加工するための冶具で加工面以外を覆う形状。
  真中はくぼみになっており超鋼で出来ている。

D:カンザシ。アーム。機械と連動しており縦または横に動く。

E:クーラントオイル。スムーズに研削するため潤滑油的な働きと磨耗熱を
  押さえる働きがある。


皿が高速回転してカンザシが、縦、横に動きレンズを均等に研削していく。
写真では凸レンズを研削しているので、凹の研磨皿を使用している。


次回は、研磨工程です。


 更新11月下旬の予定です。
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 第1回 歴史、光の反射
 第2回 光の屈折
 第3回 光のスペクトル、光の色、物体の色
 第4回 光の干渉、回折、偏光
 第5回 単レンズの概要
 第6回 顕微鏡の光学系
 第7回 望遠レンズ、テレコンバータ
 第8回 写真レンズ
 第9回 レーザ光学系
 第10〜12回 プリズム
 第13回 回折格子
 第14回 位相板
 第15〜16回 収差
 第17〜18回 各種単レンズ
 第19〜21回 反射鏡系
 第22回 分解能について
 第23回 ファイバースコープ
 第24回 縮小投影露光装置:ステッパ(逐次移動式露光方式)
 第25回 光ピックアップ
 第26回 レーザプリンタ
 第27回 液晶プロジェクター
 第28回 レーザー加工装置
 第29回 加工用レーザの種類と特徴
 第30回 赤外線光学系
 第31回 赤外線光学系
 第32回 荒摺り工程