レーザプリンタ
レーザプリンタは、電子写真技術を利用したノンインパクトプリンタで、一様に帯電された感光体表面をレーザビームで露光し静電潜像を形成し、これを現像して記録画像を作成する装置です。
レーザプリンタの構成は大きく3つに分けられます。
① レーザ光学系
レーザビームを帯電した感光体上に集光結像して、スキャン露光をします。
② 電子写真プロセス系
感光体上に形成された静電潜像を紛体で現像し、用紙上に紛体画像を転写し定着してハードコピーを得ます。
③ 記録制御系
入力データにもとづいて記録信号を発生しレーザビームの走査と同期させながらビーム変調を行います。
ここではレーザ光学系を概説します。
光源である半導体レーザからのビームが発散光であるため、コリメートレンズにより平行光束にし、ポリゴンミラー等により偏向走査されるビームをfθレンズで感光体面上に正しく収束させます。
このとき、走査速度を一定にすること。
ポリゴンミラー面の倒れによる走査間隔ムラ補正をすること。走査幅全面の均一なビームスポットを保つことが必要となります。
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